海外製ハンドブレーキHeusinkveldの購入経路と概要
今回は、ヒューシンクヴェルドさんから発売されているシムハンドブレーキを購入してみたので、ご紹介します。
見るからにダイナミックで、骨太な力強さを感じるこちらの製品は、一目見ただけで気に入って頂ける事でしょう。
海外製品ということもあり、購入難易度は若干高めですが、Heusinkveld公式サイトや個人輸入で有名な知っている方も多いDemon Tweeks(デーモントウィークス)又は、G PERFORMANCEサイトなどからも購入可能となっています。
最後にご紹介したG PERFORMANCEはHeusinkveldの他にもsimcubeベースや、キューブコントロール、更にはアッシャーレーシング製品などを取り扱っており、サポートもメールでやり取りした限りではしっかりしてそうな印象を受けました。
筆者は既に2アイテムほどこちらのサイトから購入していますが、何より注文から発送までの対応が非常に迅速で何のトラブルもなく信頼できるサイトだと思います。
問題は価格ですが、他のショップサイトと実際に購入比較したわけでないので安く購入できるかは別として、それ程割高感もなく、ハンドブレーキ本体価格の他に送料と関税がかかってきます。
関税は2800円でした。購入時の外国為替レートで関税込みで合計4万円弱で購入できました。
通常、ハンドブレーキ力の測定は線形ですが、Heusinkveldの公式サイトから、Smart Controlをダウンロードして使用すれば様々な非線形出力曲線を自由に作成することが可能です。
センサーはロードセル式で作動する事も、Heusinkveldのハンドブレーキは安定性、耐久性共に優れていると言えるのではないでしょうか?
ロードセルセンサーと、ポテンションセンサーの違いは解りやすく説明すると、ポテンション式はハンドブレーキを引いた時のレバーの移動距離を感知して作動するのに対し、ロードセル式はレバーを引いた力の大きさ(質量、トルク)を感知して電気信号に変換される仕組みになってます。
2段スプリングシステムと調整可能な3種類のMODエラストマー類と7種類のスペーサー
スプリングは、外観を見たところ1つしか見受けられず、2段スプリングシステムとはいったいどう意味なのか最初は悩みましたが、私の想定で解説してみます。
間違った解釈かもしれませんので参考程度に読んで下さい。
レバーを引くとまず最初にスプリングが縮みます。
限界までスプリングが縮んだら次に圧力がかかってくるのが弾性のあるエラストマーになります。
これが、2段階システムと称されている部分であろうと理解しております。
エラストマーとは、ゴム素材の事を言うのですが、元々デフォルトでハンドブレーキに組み込まれているエラストマーは硬度がHARDで寸法は、おおよそですが高さが28mm、直径が約30mmです。
その他に付属しているエラストマーはゴム素材の硬度や高さ(=長さ)が異なっています。
これらを、自分のお好みで組み替えて、ハンドを引く時の重さを調整するって事ですね。
デフォルトで組み込まれている以外のゴム系素材に刻印されている文字を、下記に掲載しておきます。
SOFT 28 HEとHARD 19 HEと刻印されています。下記赤枠画像参照(赤枠左がSOFT 28 右がHARD 19)黄色枠はスペーサー類です。
色々考えましたが、最初はデフォルトのエラストマーでレバーの角度だけ変更しました。
画像の銀色の部分は、近所の100均で購入した夜間自転車など乗る時に腕に巻く単なる反射バンドなので気になさらずお願いします。
(埃浸入防止対策と、アクセサリー感覚で巻いてみました)(^-^)
レバーの角度を変更するには赤丸部分のボルトを外す必要があり、反対側にもボルトが2本あります。(計4本)ボルトとボルトの間にはスペーサーが存在し、同じサイズで2個あります。
黄色丸部分は、ストッパーみたいな役割を担っており、レバーを手前に引き込むと六角ボルト部分が上に上昇し、六角ボルトがサイドステーの楕円形上部にぶつかりロックされます。
ですので、物理的に黄色丸部分の中に存在する六角ボルトの移動可能範囲が、レバーを手前に引き込める距離になります。
但し六角ボルトがぶつかるまで引き込むには、デフォルトMODではかなりの瞬発力を要する筈です。
衝撃を与えないよう注意してください。
レバーの角度調整時のポイント事項
ここからは、購入を検討されている方向けに、レバーの角度を変更する際の手順や、ポイントなどを解説していきます。
まず、レバーの角度を変更する時の注意ポイントとしては、両側のボルトを外した時にスペーサーを落下させないようにする事と、はめ込む時も慎重に作業するようにして下さい。
はめ込み時の手順としては、レバーの先端部分のスペーサーを、穴位置を合わせてから先端に挟み込み、レバー先端よりやや手前を指でつまむようにしたら型枠に合わせてまっすぐスライドし、穴位置を合わせてボルトを締めこみます。
もう一方の六角ボルトは中々位置が定まりにくいので、下記画像のようなアンテナ式磁石ツールなども準備された方が、よりスムーズに作業が進むでしょう。
タブレットが写ってますがこちらは絵を描くツールなので気になさらずお願いします。
(画像が汚くて申し訳ありません)
最後に
今回はヒューシンクヴェルドのSimHandbrake V2をなるべく詳細にレビューしてきましが、いかがだったでしょう?
iRacingの他にドリフトやラリーもプレーする方は、今回ご紹介したSimHandbrake V2は大変良い代物なので、入手する事を検討されてみても良いのではないでしょうか?
それにしても最近めっきり寒くなってきて冬到来ですね。
読者の皆さんも風などひかぬようくれぐれもお気をつけて!
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