フォミュラV2のボタンレイアウトとその機能について
今回は、FANATECのClub Sport Steering Wheel Formula V2の下記画像を参照しながら、これからレーシングシムを始める方や、又は既に始められてる方が、他メーカーからFANATECベースに移行しようと検討中の方にフォーカスし、筆者なりにわかりやすくを目標に、ステアリングの設定方法を記事にしましたので、是非このページを活用して下さい。
(ホイールベースはCSW V2.5を使用)
※尚、このページに記載する内容はPC環境での使用を前提に作成しておりますので、ご了承ください。
センター校正
ステアリングのセンター校正は、ファームウェアの更新後にステアリングが中央に戻らず焦ってしまうのですが、どうやらそういう仕様らしいので、焦らずゆっくりとこの記事を参考に確実に操作して頂ければ大丈夫です。
また、ご使用環境がPCの場合は、ファームウェアの更新時にステアリングが回転し、変な角度で停止してしまい、ステアリングと繋がっているベース本体(CSW V2.5)のモードLEDランプが緑色に変化します。
緑色のモードはX-BOXモードです。
これをPCモードの赤に戻す必要があります。
上記のモード切替画像を参照し、赤色で表示されている2つのボタンを同時に2秒間長押しすると、PCモードとなる。
CSW V2.5のLEDランプが赤色に変化したら、PCモードに入りセンター校正の設定が可能になります。以降は手順で解説するので、順序どおりに実行すれば、ステアリングのセンター校正は完了となります。
手順1
上記センター校正画像を参照しチューニングボタンをポチッと一回押します。
(小さいので注意!)
手順2
次に、ステアリングを中央だと思う所で停止させセンター校正画像の2つの赤色のボタンを同時に押し込みます。(白枠部分)
ステアリングの形状によりけりですが、センター精度が気になる方は、定規や大きめの分度器などツールを使用して、より詳細に計測するのもありかと思います。
(精度はそれほど重要!)
ステアリング中央部には遊びが設けられており、もしかすると、それほど神経質にならなくても、ある程度の精度は確保できるものと思われます。寸分の差であれば違いは体感できないでしょう。
手順3
再度チューニングボタンを押し込みます。
以上で完了ですが、確認の為一度ハンドルコントローラーの電源を切り、再度入れ直してステアリングが無事中央で停止すれば完了です。
シフター校正
シフター校正は、FANATEC Club Sport Shifter SQ V1.5を例に、手順で説明していきたいと思います。
手順1
まず最初に、お手持ちのシフターのモードを、Hパターン側にスライドさせてHパターンモードにします。
次に、ギアのポジションがニュートラル位置にあるか確認をします。
手順2
次に、上のシフター校正の画像を参照し、チューニングボタンと赤色のボタンを同時に押すと、ステアリングの液晶部が点灯し、GEAR Nと表示され、GEAR設定が可能な状態になります。
手順3
その状態を維持しつつ、赤色のボタンだけを押し込むとGEAR Rと表示されるので、Rのポジションにギヤを入れます。
手順4
次に、ギヤをRのポジションに入れたまま赤色のボタンを押し込むと、今度はGEAR 1と表示されるので、ギヤを1速に入れます。
ここから先は以下の繰り返しになります。
赤ボタンを押し込みGEAR 2と表示されたら、ギヤを2速へ。7速のポジションまでシフトレバーを入れたら、最後にもう一度赤色のボタンを押すとステアリングのディスプレイが消灯し、シフター校正が完了します。
ギヤを7速からニュートラル位置に戻しておきましょう。
手順5
最後にちゃんと設定できてるか確認をしましょう。そのままの状態でGEAR RからGEAR 7までを、実際に動かしてみて現在のギヤ位置と液晶に表示される番号が合っていればシフター校正の完了です。
チューニングオプション
チューニングオプションとは主に、ゲーム内で使用するFOR(力)SEN(ステアリング角度=感度)SPR(バネ)FEI(力効果強度)BRF(ブレーキ力)FF(フォースフィードバック)他にも数種類設定項目があるのですが、これらのパラメーターを設定して、5つの独立した設定が保存できるようになります。
例えばですが、今日は身体がクタクタに疲れてるので、フォースフィードバックを弱いセッティングでプレイしようか迷った時に、SET1のFFの数値を30とかに設定しておけばSET1を選択すればOKです。
この車両は乗っていて凄く爽快感があるので、手に路面のバンプを程々に感じたいなァーと思うのであればSET3辺りに設定できる中間値位の数値に設定しておき、SET3を選択してプレイします。
因みに1つの設定の中(SET1やSET2)に上で説明したパラメーターが設定できるようになってます。ですのでFANATECのベースには十分満足できると確信しています。パラメーターの詳細は、また別記事で紹介できればと思います。
チューニングオプション設定編
では実際に設定を割当てて行きましょう。
手順1
上記チューニングオプションの画像を参照し、チューニングボタンを一回ポチッと押し込みます。
すると、ディスプレイにSET○(○の部分は数字の1から5のどれか)が表示されます。
パラメーターを設定したい番号にFunky Switchを右又は左に回して1~5の番号を選択します。
手順2
次に、Funky Switchを右又は左にカチッと押し込むと、設定できる項目が表示されるので、その状態のままFunky Switchを押し込むか、ダイヤル(回す)します。
お好みの数値にFunky Switchを回して調整します。継続的に設定項目を設定したい場合は、その状態からFunky Switchを右又は左に押し込み項目を表示させFunky Switchを回してパラメーターの調整を行います。
以上で説明した手順を、SET1~SET5まで割り当てれば、独立設定が5つ作成できた事になるので、このコースではSET1で、この車両ではSET3で走ろうとか、そのような事が可能になるので、是非すべてのSETにパラメーターを割り当てる事をオススメします。
すべて割り当てたら、最後にチューニングボタンをポチッと一回押してもらえればと思います。
モード
最後にモードについて解説します。ステアリングのセンター校正の解説でも少し触れましたが、赤色ボタン2ヶ所を2秒間長押しするとX-BOXモード(緑色)とPCモード(赤色)にPower Switchの色が変化し、それぞれの機器で動作するようになります。
つまりFANATECベース(CSW V2.5)をどちらで使用するか選んでねって事です。
記事のおさらい
それでは最後に復習も兼ねて記事のおさらいをしてみようかと思います。
おさらい
- このページに記載する内容はPC環境での使用を前提に作成しております。
ステアリングが中央に戻らず焦った場合は、CSW V2.5のボタンの色を見るべし。
LEDが緑色の時はX-BOXモードで、赤色がPCモード。
モード変更時は、モード画像の赤色表示ボタン2つを2秒間同時に長押しするべし。
センター精度が気になる場合は、水平計を利用すべし。
センター校正が設定できたら、電源を切り再度入れ直して確認するべし。
チューニングオプションでは、5つの独立した設定が保存できる。
最初にお手持ちのシフターのモードを、Hパターン側にスライドさせるべし。
ハイ!今回はここまでとします。次回もどうぞお楽しみに。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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